矯正歯科
当院では、お子様から大人までを対象に、矯正医が様々な矯正治療を行います。
歯並びの悪さは、見た目の問題だけでなく、虫歯をはじめとしたお口全体の環境にも悪影響を及ぼします。
また、噛み合わせや歯並びの問題は、集中力の低下や身体の不調など様々な弊害を引き起こす恐れもあります。
矯正治療には、日常生活への影響が少ない器具もあります。
当院では患者様のご希望やご予算、ライフスタイルに合わせて、治療法を選択いただけます。
自然な笑顔で歯を見せて笑っていただける、そんなお手伝いがしたいと考えています。
当院の矯正歯科の特徴
矯正医が担当
当院の矯正歯科では、矯正医が治療を担当しています。
2名の非常勤の矯正医が毎月来院し、小児から成人まで様々な矯正治療を行います。
非常勤 矯正医
南條 章太郎 なんじょう しょうたろう
日本矯正歯科学会 認定医
酒井 佑佳子 さかい ゆかこ
痛みの少ないワイヤー矯正
ワイヤー矯正において、ワイヤーが太ければ太いほど歯は速く動きますが、太いワイヤーは痛みを感じやすいです。
当院では、始めは痛みの少ない細いワイヤ―を用い、患者様の状態や慣れ具合を診ながら、徐々にワイヤーを太くしていきます。
なるべく抜歯しない小児矯正
お子様に対しては、できるだけ歯を抜かないで矯正治療に努めています。
子どもの顎の成長を利用して、永久歯を適切な位置に誘導する治療を行います。
また、小児矯正は早いうちに治療を開始すれば侵襲は少ないです。
当院では、定期検診時に将来の歯並びの問題もチェックしています。
※どうしても抜歯が必要な場合は、必ず保護者の方や患者様と相談して、納得いただいたうえで抜歯します。
※成人になると歯を移動させるスペースがない場合が多く、やむを得ず歯を抜歯することがあります。
歯科矯正のメリット
歯科矯正には以下のメリットがあります。
- 歯並びが整うことで、きちんと歯磨きができるようになり、虫歯予防になる
- 自信を持って笑顔になれる
- 正常に咀嚼できるようになり、身体の調子が整う
- 聞き取りやすい発声や発音ができるようになる
- 顎の変形を防ぐことができる
小児矯正歯科(子どもの矯正)
子どもの歯並びの悪さは、見た目の問題だけでなく、虫歯をはじめとしたお口全体の環境にも悪影響を及ぼします。
また、噛み合わせや歯並びに問題があると、集中力の低下など様々な弊害も引き起こすため、できるだけ早い時期から専門医に相談することをお勧めします。
また、早いうちに治療を開始すれば、治療期間が短く済むことが多いです。
お子様の歯並びや噛み合わせが気になる方は、お早めにご相談ください。
お子様の歯が気になりませんか?
- 将来の歯並びが心配
- 歯並びがガタガタ
- 出っ歯
- すきっ歯
- 顎がしゃくれている
- いつも口が開いている
- 噛み合わせが深い
小児矯正歯科の種類
子どもの歯科矯正には、成長に合わせてⅠ期治療とⅡ期治療があります。
Ⅰ期治療
永久歯の生え変わり始めの時期(早くて小学1年生頃)から、乳歯が抜け終わるまでの期間に行います。
大人の歯を正しい位置に誘導するために、顎を大きくする「床矯正」を行います。
拡大床
顎の成長を利用してゆっくりと顎の骨を広げ、大人の歯が綺麗に並ぶためのスペースをつくり、歯並びを改善させるための器具です。
薄い入れ歯のような形状で、週に1回ネジを巻いて少しずつ歯列を広げていきます。
特徴
- 歯を抜かずに治療できます。
- 歯磨きのときや、痛みがある場合は外せます。
- 歯の裏側に装着するので、目立ちにくいです。
注意点
- 顎の骨を広げて歯列を整える器具のため、細かな歯並びの乱れを改善させることは難しいです。
そのため、Ⅱ期治療に移行することが多いです。 - 十分な効果を得るために、装着時間を守っていただく必要があります。
Ⅱ期治療
永久歯が生え揃ったら、大人と同じ矯正治療に移行します。
※Ⅱ期治療は必要ないこともあります。
小児矯正歯科の料金
矯正歯科は自費診療です。
Ⅰ期治療
440,000~550,000円(税込)
Ⅰ期治療+Ⅱ期治療
770,000~990,000円(税込)
成人矯正歯科(大人の矯正)
コロナ禍で定着したリモートワークにより、歯科矯正に興味を持つ大人が増えています。
パソコンやスマートフォンの画面上で、ご自身の口元を見たときに、今まで気にならなかった歯並びが目立つようになったからだと思います。
また、長年原因不明だった片頭痛などの身体の不調は、歯並びの悪さが原因のこともあります。
日常生活への影響が少ない矯正器具もありますので、患者様のライフスタイルに合わせて、矯正治療を選択していきます。
当院の成人矯正歯科は年齢制限がありません。噛み合わせや歯並びが気になる方は、お気軽にご相談ください。
前歯6本だけ歯並びを整えたいなど、部分矯正のご希望もお受けしています。
成人矯正歯科の種類
マウスピース矯正とワイヤー矯正がありますが、基本的に当院では、後戻りの少ないワイヤー矯正をお勧めすることが多いです。
ワイヤー矯正
歯の表明にブラケットというに小さな装置(ブラケット)を取り付け、ワイヤーを通して少しずつ歯を動かすことで歯並びを整えます。
ワイヤーが太いほど、歯は速く動くのですが、痛みを感じやすいです。
そのため、始めは痛みの少ない細いワイヤ―を用い、患者様の状態を診ながら、徐々にワイヤーを太くしていきます。
また、当院のワイヤー矯正では、白く目立たないブラケットを使用しています。
特徴
- 適応症例が多いです。
- マウスピース矯正に比べると、後戻りが少ないです。
- 細かい調整が可能で、歯を効率的に動かすことができます。
注意点
- 痛みや違和感を伴うことがあります。
※装着後2~3日は痛みを感じますが、1週間ぐらいで慣れる方が多いです。 - 矯正器具が取り外せないため、食事や歯磨きがしづらいです。
- 口元に衝撃が加わると、矯正器具で口腔内を傷つけてしまうことがあります。
マウスピース矯正
取り外し可能な透明のマウスピースを装着して歯並びを整えます。
特徴
- 目立ちにくいです。
- ワイヤー矯正に比べると、痛みが少ないです。
- 取り外し可能なので、食事や歯磨きのときに外せます。
注意点
- ワイヤー矯正に比べると、後戻りしやすいです。
- 十分な効果を得るために、装着時間を守っていただく必要があります。
部分矯正
ワイヤー矯正を行います。
成人矯正歯科の料金
矯正歯科は自費診療です。
700,000~900,000円(税込)
矯正治療の流れ
初診・検査
噛み合わせや歯並びで気になることや矯正治療の疑問を伺い、検査を行います。
そして、治療法や治療期間や費用などをお伝えします。
治療計画のご提案
検査結果に基づいて、治療計画・費用などを詳しく説明し、患者様と一緒に治療法を選択します。
初期治療
虫歯や歯周病がある場合は、矯正前に治療を済ませます。
矯正装置の装着
矯正器具を装着して取り扱い方法を説明し、治療を開始します。
歯の移動・定期通院
定期通院いただき、顎や歯の動きを確認しながら矯正器具を調整します。
保定・定期通院
希望する位置に歯を動かせたら、保定装置を装着していただきます。
定期通院で経過を診ていきます。
治療完了
歯並びの安定が確認できれば、治療完了です。
お子様の場合は、必要に応じて成人矯正に進みます。
唇顎口蓋裂
「口唇口蓋裂」は先天異常の1つで、唇・歯茎・口蓋(お口の中の天井部分)が割れた状態で赤ちゃんが生まれてくることです。
日本では、約500人に1人の割合といわれています。
そのなかで、「唇顎口蓋裂」は、唇から上顎を含め口蓋までが割れているもので、審美的な問題のほか、発音障害や咀嚼障害がみられ、歯並びも悪くなります。
そのため、矯正歯科治療が必要です。
軽度の唇顎口蓋裂は院内で治療しますが、難症例は近隣の大学病院の口腔外科と連携し、治療を進めています。